株式会社ファインエステート(横浜市中区・公式サイト)

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同じマンションでも別世界の価格に。タワーマンションの価格差はどう決まる?

同じマンション内でも、広さや階数、住戸の希少性によって価格差が出ることがあります。
今回は、横浜市内のとあるプレミアタワーマンションで、60㎡台後半・80㎡台・100㎡超のお部屋に大きな価格差が出ている事例を整理しました。
このレポートは、どちらが良い・悪いを断定するものではありません。
売る側なら価格設定の参考に、買う側なら「自分はどの価格帯を狙うべきか」を考える判断材料としてご覧ください。

今回の価格差レポのざっくりまとめ

同じマンション内でも、1億円台中盤・3億円弱・5億円以上と、価格帯が大きく分かれている事例です。
今回のポイントは、単なる「広いから高い」ではなく、広さ・階数・住戸の特別感が重なることで価格が掛け算で上がりやすいことにあります。
一般的なファミリーマンションでは、階数差は足し算、広さは一定以上になると単価が落ち着くこともあります。
ただ、プレミアタワーマンションでは、高層階・広い住戸・特別な位置づけがそろうと、同じマンション内でも価格の付き方が大きく変わることがあります。

  • Aは60㎡台後半・2LDK・1億円台中盤・中層階帯
  • Bは80㎡台・2LDK・3億円弱・超高層階帯
  • Cは100㎡超・2LDK・5億円以上・超高層プレミア住戸
  • 今回は、同じマンションでも「誰に向けた住戸か」で価格帯が大きく変わることが見やすい事例です

この3つの住戸、あなたならどの価格帯を選びますか?

同じマンションでも、どこに価値を感じるかによって選び方は大きく変わります。
今回は、「このマンションに住みたいので、まず予算に合う住戸を考える」のか、「高層階や特別住戸ならではの希少性まで含めて選ぶ」のかで考え方が分かれやすい事例です。
価格差を見るときは、単に高い・安いではなく、その価格帯がどの買い手層に向いているのかを整理すると見やすくなります。

  • A:このマンションに住みたい前提で、予算と広さのバランスを重視したい方
  • B:高層階・広め住戸・眺望など、プレミア感も重視したい方
  • C:同じマンション内でも特別な住戸を求める方

一般的なファミリーマンションであれば、広さが大きくなるほど総額が上がり、単価はやや落ち着くこともあります。
ただ今回のようなプレミアタワーマンションでは、広さと階数が掛け算で価格に反映されやすいため、「どのゾーンを狙うか」で見え方が大きく変わります。


同一マンション内だけど物件概要比較

※今回の比較は、横浜市内の駅徒歩1分・築浅・大規模タワーマンションで、同時期に販売されていた住戸どうしを整理したものです。

A:1億円台中盤

2LDK
専有面積 60㎡台後半
中層階帯
このマンションに住みたい方が現実的に検討しやすい帯

B:3億円弱

2LDK
専有面積 80㎡台
超高層階帯
広さと階数の両方にプレミア感が乗りやすい帯

C:5億円以上

2LDK
専有面積 100㎡超
超高層プレミア住戸
同じマンション内でも特別住戸として見られやすい帯

※どちらも同じマンション内で、築年や駅距離といった建物全体の前提は共通です。
※価格は観測時点の公開情報ベースです。販売状況や価格改定により変動する場合があります。
※特定回避のため、階数・面積・価格は帯表現に調整しています。

A・B・Cは、同じマンション内にありながら、価格帯が大きく分かれている住戸です。
中層階帯の60㎡台後半は1億円台中盤、超高層階帯の80㎡台は3億円弱、さらに100㎡超の特別住戸になると5億円以上という見え方になります。

ここで重要なのは、価格差が単純な足し算ではなく、広さ・階数・希少性が重なって価格が大きく伸びている可能性です。
このマンションに住みたいだけならAのような住戸が現実的な比較対象になりやすい一方で、BやCは同じ建物内でも、想定する買い手層がかなり変わってきます。

同じマンション内比較では、「似た広さどうし」だけでなく、「どの価格帯から別の買い手層になるか」を見ていくと理解しやすくなります。


70㎡換算で見るとどう見えるか

今回は広さのゾーンが異なるため、比較しやすいように70㎡に換算した場合の見え方も整理してみます。
これを見ると、一般的なファミリーマンションとは違う、プレミアタワーマンション特有の価格の付き方が見えやすくなります。

Aを70㎡換算すると

60㎡台後半・1億円台中盤の住戸を70㎡ベースで見ると、
1億円台前半〜中盤のイメージになります。

同じマンションに住みたい方が、現実的な予算感の中で検討しやすい価格帯として見やすいゾーンです。

Bを70㎡換算すると

80㎡台・3億円弱の住戸を70㎡ベースで見ると、
2億円台前半のイメージになります。

広さが増えているにもかかわらず、70㎡換算でもかなり高い水準に見えます。階数や眺望、住戸のプレミア感が単価に乗っている可能性があるゾーンです。

Cを70㎡換算すると

100㎡超・5億円以上の住戸を70㎡ベースで見ると、
4億円前後のイメージになります。

ここまで来ると、単純な広さ比較ではなく、同じマンション内でも特別住戸としての希少性まで価格に反映されている可能性があります。

一般的なファミリーマンションでは、広くなるほど総額は上がっても、単価はやや落ち着くことがあります。
ただ、プレミアタワーマンションでは、広さと階数が掛け算で価格に反映されるため、70㎡換算で見ても単価が大きく跳ね上がることがあります。

※70㎡換算は、公開価格と専有面積をもとに単純化した比較イメージです。
※向き・眺望・方角・室内状態・住戸位置などの個別条件を加味した成約想定ではありません。


価格差の背景として見たいポイント

同じマンション内でも、価格差が出る背景にはいくつかの要素があります。
今回のようなプレミアタワーマンションで特に見たいポイントは、以下のとおりです。

  • 階数差:一般的なファミリーマンションよりも、高層階の価値が強く価格に乗りやすいケースがあります
  • 広さの違い:広い住戸ほど総額が上がるだけでなく、希少住戸として単価も上がることがあります
  • 向き・眺望の差:タワーマンションでは、眺望や抜け感が価格に反映されやすい要素です
  • 住戸の特別感:超高層階・角住戸・特別フロアなどは、同じ建物内でも別の価格帯になりやすいです
  • 販売戦略の違い:同じマンションでも、誰に向けた住戸として売り出しているかで価格の見せ方が変わることがあります

一般的なファミリー向けマンションでは、階数差は緩やかな足し算で形成されることが多く、広さが大きくなるほど総額は上がっても、単価は一定のところで落ち着くことがあります。
これは、広い住戸ほど購入できる層が限られ、管理費や修繕積立金、リフォーム費用の負担も重くなるためです。

一方で、今回のようなプレミアタワーマンションでは、価格の付き方が異なります。
高層階であること住戸が広いことそのマンション内でも特別なポジションにあることが重なると、価格は足し算ではなく掛け算に近い形で伸びやすくなります。

タワーマンションでは、「広さ × 階数 × 希少性」が重なることで、同じマンション内でも価格帯が大きく分かれることがあります。

逆にいえば、このマンションに住みたいという目的だけで見るなら、必ずしも最も広く、最も高い住戸を選ぶ必要はありません。
どの住戸が自分に合うかは、予算と暮らし方によって変わります。

今回の比較では、条件差で説明しやすい部分がかなり大きい一方で、どこから先が“そのマンションに住みたい人向け”ではなく、“特別住戸を求める人向け”の価格帯なのかを分けて見ることが大切です。


購入検討で見るべきポイント

  • まずは自分の予算帯を明確にする
    同じマンションでも、住戸ごとに想定される買い手層が大きく異なることがあります。
  • “このマンションに住みたい”と“特別住戸が欲しい”を分けて考える
    同じ建物でも、目的によって選ぶべき価格帯は変わります。
  • 70㎡換算のような補助線も使う
    専有面積が違う住戸同士でも、価格の伸び方をイメージしやすくなります。
  • 条件差で説明できるかを見る
    高層階・広さ・眺望・希少性で説明できるのか、それ以外かを分けて考えると整理しやすくなります。

家を買うというのは、本来「高い・安い」だけで決めるものではなく、自分や家族に合った暮らしを選ぶことだと思っています。
特に今回のようなプレミアタワーマンションでは、「この建物に住みたい」のか、「この建物でも特別な住戸に住みたい」のかで、選ぶべき住戸は大きく変わります。

たとえば、家族に合った間取りと現実的な予算のバランスを重視するなら、低層〜中層階帯の住戸が合うこともあります。
一方で、超高層階や特別に広い住戸を求める場合は、同じマンション内でもまったく別の価格帯として考えた方が自然です。


売却検討で見るべきポイント

  • 同一マンション内でも価格帯が分かれる構造を知る
    特にタワーマンションでは、階数と広さが価格に強く反映されることがあります。
  • 自宅がどのゾーンに属するかを整理する
    中層階の標準住戸なのか、高層階のプレミア住戸なのかで、見せ方も価格帯も変わります。
  • 一般的なファミリーマンションの感覚をそのまま当てはめない
    タワーマンションでは、広い住戸ほど単価が上がるケースもあります。

査定とは本来、こうした条件差を見極めて、売れる価格を設定していく作業です。
同じマンション内の事例は参考になりますが、どの住戸と比較するかを間違えると、売出価格の考え方もズレやすくなります。

今回のようなプレミアタワーマンションでは、単純に「同じマンション内だから」で比べるのではなく、どの買い手層を想定する住戸かまで含めて価格帯を考えることが大切です。


この価格差レポの使い方

  • ご自宅マンションの「いまの立ち位置」を考えるときの、価格帯・単価帯のイメージづくり
  • 購入検討の際に、同じマンション内でどの住戸が自分の予算帯に合うかを整理する材料
  • タワーマンション特有の価格構造を理解するための補助線

このレポートは、正解を断定するものではありません。
ただ、判断を進めるための材料としては使いやすいはずです。

「同じマンションでも、なぜここまで価格が分かれるのか」
「自分が狙うべきなのはどの価格帯なのか」
「自宅はどのゾーンで見られそうか」
を整理したい場合は、個別条件を踏まえて見ていくと分かりやすくなります。

まだ売る・買うを決めていない段階でも、整理用の材料としてご利用ください。

よくある質問

同じマンションで価格差があるのは普通ですか?

はい、階数や向き、室内状態、販売戦略などによって価格差が出ることは一般的です。特にタワーマンションでは、高層階や特別住戸の希少性が価格に強く反映されることがあります。

タワーマンションは、なぜ広くて高層階になるほど高くなりやすいのですか?

一般的なファミリーマンションでは、階数差は足し算、広さは一定以上になると単価が落ち着くこともあります。一方でプレミアタワーマンションでは、広さ・階数・眺望・希少性が重なることで、価格が掛け算に近い形で伸びやすいケースがあります。

同じタワーマンションなら、できるだけ高層階を選んだ方がいいですか?

必ずしもそうではありません。このマンションに住みたいのか、このマンションでも特別な住戸を求めるのかで、選ぶべき住戸は変わります。予算や間取り、暮らし方とのバランスで考えることが大切です。

この記事の執筆・監修

株式会社ファインエステート編集部(監修:宅地建物取引士)

   

横浜・川崎エリアを中心に、相場や公開情報、成約事例を日々確認しながら、数字と現場感の両方から判断材料を整理しています。価格差レポは、不動産オタクとしての視点と、宅地建物取引士としての実務感覚の両方から、売る・買うを急かすためではなく、迷いどころを比べやすくするための情報として作成しています。

この価格差を、次の判断にどう使うか

同じマンション内でも、広さ・階数・住戸条件で見え方は変わります。検討中の部屋の比較にも、ご自宅の売却価格整理にも使えます。

※個別の物件名やご事情は公開せずに扱います。具体的な判断が必要な場合は、前提条件を整理したうえで一緒に見ていきます。